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上記の他にスポーツ障害で症状に名前のつくものはたくさんあります。
それぞれの症状に特徴はありますが、これらのスポーツ障害に共通した原因があります。
それは足指の機能低下による重心バランスの崩れです。
一定を除いて、ほとんどの競技は地に足をつけた動作を行います。足が動きの起点となっているので、重心バランスの崩れもやはり足から起こるものと私は考えています。そして足の中でも特に重要なのは足指なのです。
重心バランスが崩れ、足の基本的な歪みからどういうルートで緊張や負荷が広がっていくかでスポーツ障害が決定します。当院ではどんなスポーツ障害だろうが必ず足から診ていきます。
一言でいえば足指の力が衰えて自由に使えない状態を指します。わらじや草履など鼻緒が付いている履物が主流だった昔と違い、現代人は足指の力が衰えている傾向にあります。それは靴の履き方や靴の種類に問題があるからです。
本来足は①踵(かかと)②付け根 ③足指の3点で重心を支える構造になってます。しかし踵を固定しない履き方をすると、安定を計る為つま先が反り上がり靴の天井を支えようとします。これを「浮き指」といいます。指が地面についていないので、重心は踵と付け根の2点で支えなくてはならなくなります。しかも踵は不安定な状態にあるので、ほとんど付け根に重心が集中してしまいます。踵固定ができない履き方が習慣化されると浮き指が癖になり、靴を履いていない時でも常に重心を2点で支える歩き方になってしまいます。
またサイズの合わないブカブカな靴や、ク○ッ○ス、スリッパなどそもそも踵固定ができない履物を常時履いている事も浮き指の原因になり得ます。
その逆にサイズの小さい履物やつま先が狭い靴、ヒールの高い靴を常時履いていると別の問題が生じます。下の図のように指が「く」の字になって靴の底にしがみつくように重心を支えようとします。これをハンマートゥといいます。この形は足指が地面に着いていますが、自由に使う事は出来ないので、結局重心が付け根に集中してしまいます。
足には3つのアーチが存在します。内側アーチ、外側アーチ、前方横アーチによってスプリング機能が働き重心の負荷を分散してくれます。足指の機能低下で付け根に重心が集中する歩き方が癖になると、まず前方横アーチが減少してしまいます。前方横アーチを形成する横中足靭帯が緩んでアーチを維持できなくなるからです。
横アーチが減少すると足指の並びから矢印①の方向に重心が偏ります。横中足靭帯の緩みで中足骨が落ち込む為、付け根での支えが弱くなり今度は矢印②の方向へ重心が偏ります。
これが足の基本的な歪み方のメカニズムです。靴の踵の外側がすり減っている人は十中八九、前方横アーチが減少しています。
足の基本的な歪みが更に進行していくと、横中足靭帯の緩みから中足骨が落ち込み、付け根での支えが弱くなり、重心が後ろ側へと後退して行きます。また中足骨間の開きからリスフラン関節にズレが生じ、負担が足根骨に及びます。足根骨(立方骨・舟状骨・楔状骨)を繋ぐ靭帯が緩み、足根骨までも落ち込んでしまいます。内外のアーチは中足骨、足根骨で形成されていますので、必然的にアーチが減少してしまいます。
3つのアーチの減少から足裏の腱や足関節の靭帯に負荷がかかり、それが慢性化されると緩んでしまいます。靭帯や腱の緩みから下腿骨、膝、大腿部、股関節に捻れが生じ、また「結合組織理論」から、関連する筋肉は緊張します。そして広がっていきます。
緊張が広がる走行ルートに内側ルートと外側ルートの2つのパターンが存在します。どのルートで緊張が広がっていくのか?に加え下腿骨、膝、大腿部、股関節の捻れ具合によってスポーツ障害が決定します。
上半身の痛みもこの走行ルートの延長線上なのでスポーツにおける腰・肩・肘の痛みもやはり足の歪みから起こるものが多いです。 ※関係ない痛みもあります
オスグッドしかりシンスプリントしかりテニス肘しかり、どんなスポーツ障害でも足指の機能低下と「結合組織理論」で説明がつきます。
浮き指にならないために以下の事を意識して下さい
1.正しい靴の履き方をする
2.サイズの合った靴を選ぶ
3.踵の固定が出来ない履物は避ける(常時履かない)
4.足指の運動をする
5.ヤギ足くんを履く
※動画は字幕ボタンを押すと説明が表示されます
成長痛とは骨の成長過程に身体がついていけず、不具合が生じて起きる痛みの事をいいます。基本的に成長ホルモンの分泌に伴って痛むので、就寝前に発生する傾向がよくみられます。
勿論、運動前や運動後も成長ホルモンは多く分泌しているので成長痛が起きる事もあります。
しかし運動中が一番痛むと訴える症状は、明らかに障害による痛みであり成長痛ではありません。筋肉を使っている、関節を動かしている時の痛みには成長痛とは別にちゃんとした原因があるのです。よく患者様からオスグッド=成長痛なのか?という質問を受けますが、オスグッドに限らずスポーツ障害と成長痛はイコールではありません。
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